盛継像は立烏帽子狩衣姿で、顔にはあごひげを長く伸ばして、額には深いしわが刻まれています。手には扇を持ち、背筋を伸ばして八尾地蔵の脇に祀られています。 盛継の活躍した時代は、14世紀後半から15世紀初めの頃で南北朝の戦乱により荒廃した地蔵堂(常光寺)の再興に大変努力をした方で、お地蔵さんを信仰しお堂を守っておられました。 盛継の関係した資材として、常光寺には嘉慶二年(1388)の鰐口(わにぐち)があり、それには盛継が寄付したと記されています。