




風雨にさらされてかなり荒れているが、文字は極めて雅やかで、やや細めの何となく高い気品と弱々しさを感じさせるが、大きく『常光寺』と記されている。
常光寺縁起によると、足利三代将軍義満公の筆と伝える。
義満公は、康応元年(1389)高野山参詣の帰途、常光寺に東堂・首座を訪ね、常光寺復興の有様を見て、用材の安堵を令するとともに、この額を自ら揮毛して寄進したという。
縦80cm、幅123cmで横書きの大きなものである。
<八尾市史より引用>